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筆者が読んだ本の読書日記。書評ではなく、著書の内容から、自らの体験や時代背景を読み解くことを目指します。筆者の備忘録でもあります。
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fbe17cf2.jpg柄谷行人『世界共和国へ 資本=ネーション=国家を超えて』
(岩波新書、2006年4月)






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205027.jpg翻訳甲斐美都里『ゲバラ世界を語る』(中公文庫、2008年5月23日)

友人の甲斐美都里さんが翻訳した『ゲバラ世界を語る』(中公文庫)が明日、店頭に並ぶ。解説はまた友人の中野有さんが書いている。筆者の名も巻末に載せてもらっている。
1年ほど前に甲斐さんが翻訳を始めたころから、ゲバラの本を何冊か読むことになった。翻訳の原稿がメールで届くたびに、英語と訳文を読み比べて批評を加 えたこともある。ゲバラが急に身近になった。ゲバラが21世紀に蘇る意味合いはどこにあるのか、ずっとそんなことを考えている。
d69dcc1f.jpg王勇『中国史のなかの日本像』(農山漁村文化協会、2000年10月)








f3e3549b.jpg川喜田半泥子『随筆泥仏堂日録』(講談社文芸文庫、2007年3月10日)

泥仏堂は津市の長谷山の麓にある。半泥子が戦後、移り住んでろくろを回したところである。いまも弟子たちがその地で土をこね、ろくろを回している。
昭和の光悦と呼ばれた半泥子による雅趣と洒脱をちりばめた珠玉の随筆集である。

ec087b75.jpg林啓介 『賀川豊彦 時代を超えた思想家』(賀川豊彦記念・鳴門友愛会、)

賀川豊彦を知るには最適の入門書。賀川を描いた多くの本はほとんどが絶版となっている中で、この「賀川」だけはいまでも入手可能な1冊という点でもおすすめである。

Amazonで調べたら、中古市場で同じ林啓介著『炎は消えず 賀川豊彦再発見』(井上書房、1982年)が なんと4198円から6900円もするが、鳴門市賀川豊彦記念館や賀川豊彦記念松沢資料館では在庫があり、1000円で購入可能である。
51cQkaWARLL._SL500_AA240_.jpgロバート・B・ライシュ『暴走する資本主義』
(東洋経済新報社、2008年6月28日)

原題は「Supercapitalism」。でも資本主義はこの20年近く、暴走していると思う。

1960年代までのアメリカの豊かな時代、アメリカには「市民」がいた。国を考え、地域を守る人々がいた。そんな人々の中で、70年代から「投資家」の自分や「消費者」の側面が目立つようになり、「市民」の影が薄れたというのだ。


31tyasB-juL._SL500_AA240_.jpg 南雲治寡『色の新しい捉え方』(光文社新書、2008年6月20日)

光が電磁波の一種であることはみんな知っている。だが、電磁波に色があるわけではない。電磁波が目の網膜にあたり、網膜の錐体で電気信号に変換され、その電気信号によって脳が色を判断する。最終的には視覚野という脳の部分で色が映し出されるのだという。

人間が色を判断する仕組みはデジタルカメラに画像が映って、液晶画面に映し出されるのと瓜二つだということが分かった。だからデジカメで撮影した映像を人間の色識別と同じ回路で電気処理して、視覚野に送り込めばその映像を脳の中で再現することができるということになる。

目の見えない人には朗報だが、そんな技術がすでに発明されているというのだから驚きである。
77478a82.jpg虎尾正久『時とはなにか』(講談社学術文庫、2008年8月7日)
副題「暦の起源から相対論的“時”まで」

時を測るのは古代から為政者の仕事だった。というより「時」を支配するのは為政者の権限だったといった方が正しいかもしれない。

古来、時は太陽の運行もしくは月の運行によって示された。月は読んで字のごとく月の運行の方が分かりやすく、年は太陽の運行そのものなのだが、近代的「時」は原子の動きをもとに計測される。時間としては正しいのだが、そもそもが周期や速度が一定していない太陽や月の運行をもとに「時」が定められてきたから、当然、誤差が生じる。

どちらが正しいのか。もちろん両方とも正しいのである。
41QVLMIjuZL._SL500_AA240_.jpg 堀内都喜子『フィンランド 豊かさのメソッド』(集英社新書、2008年7月22日)

フィンランドはいまでこそ、ノキアの本拠地としてIT先進国のイメージが出来上がっているが、少し前までは森と湖、そして白夜のイメージしかなかった。それでも北欧の国々には豊かさという印象が強かった。
大した産業もないのに、どうして豊かさを維持できるのか。ずっと不思議に思っていた。そして今でも思っている。



HTbookCoverImage.jpg 高橋幸春『日系人の歴史を知ろう』(岩波ジュニア新書、2008年9月19日)

岩波ジュニア新書だが、大人の読み物。先進国の仲間入りをして忘れてしまった日本人に、かつて貧しかった時代の移民、出稼ぎ史を思い起こさせてくれる。本来は忘れてはならない歴史なのに。

豊かになったいまの日本人は、異なるものを受け入れる度量を忘れている。外国人だけでない。貧乏だったときは障害者や年寄りとみんな一緒に生きていたはずなのに。彼らは社会保障という制度のもとで施設に追いやられ日常生活から見えなくされている。

日系ブラジル人は、もとは日本人だった。多民族国家として建国したブラジルと「単一民族」国家日本と二つの祖国を持つ。そのはざまにいつまで翻弄されるのだろうか。

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プロフィール
HN:
伴 武澄
年齢:
66
性別:
男性
誕生日:
1951/05/05
趣味:
賀川豊彦研究
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