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筆者が読んだ本の読書日記。書評ではなく、著書の内容から、自らの体験や時代背景を読み解くことを目指します。筆者の備忘録でもあります。
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77478a82.jpg虎尾正久『時とはなにか』(講談社学術文庫、2008年8月7日)
副題「暦の起源から相対論的“時”まで」

時を測るのは古代から為政者の仕事だった。というより「時」を支配するのは為政者の権限だったといった方が正しいかもしれない。

古来、時は太陽の運行もしくは月の運行によって示された。月は読んで字のごとく月の運行の方が分かりやすく、年は太陽の運行そのものなのだが、近代的「時」は原子の動きをもとに計測される。時間としては正しいのだが、そもそもが周期や速度が一定していない太陽や月の運行をもとに「時」が定められてきたから、当然、誤差が生じる。

どちらが正しいのか。もちろん両方とも正しいのである。
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