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筆者が読んだ本の読書日記。書評ではなく、著書の内容から、自らの体験や時代背景を読み解くことを目指します。筆者の備忘録でもあります。
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02929458.jpgカール・クロウ『支那四億のお客さま』(連合出版; 復刊版、2007年10月)

戦前、25年にわたって中国でビジネスをした筆者が書いた「素顔の中国人」。アメリカで最近復刻され、ハーバード・ビジネススクールの中国関連の授業で使われているという。改革開放以降の中国を知るには、革命前の中国を知らなければならないというのが理由だ。

興味深い一節があったので転載する。
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51HKGYX8K7L._SL500_AA240_.jpg加藤徹『貝と羊の中国人』(新潮新書、2006年6月20日)

国家は民族の衝突から生まれる。殷と周の衝突から黄河流域に文明が生まれたという。農耕民族の殷は「貝」を通貨にし、西方の遊牧系の周は「羊」を大切にした。だからそれぞれ、貝と羊に関する漢字が多く生まれた。
財、貨、賭、買・・・
義、美、善、養・・・

うーん。

殷人は自らの王朝を「商」呼んだ。周に滅ぼされて、殷人は土地を奪われて亡国の民となり、いわば古代中国版ユダヤ人となった。各地に散っても連絡を取り合い、物財のやりとりを生業とした。「商人」の始まりなのだそうだ。
筆者は中国通を自認していたが、知らなかった!
ISBN4-569-65234-4.gif杉本信行『大地の咆哮』(PHP文庫、2007年9月17日)

筆者は元外交官として中国と深く関わってきた。貧しい時代の中国を知り、発展した中国を見てきた。誰も中国に見向きもしなかった1980年代、日本は巨額の円借款を供与し、少なくとも中国経済のインフラ整備に大きな貢献をしてきた。円借款は10年据え置きで返済が始まる。対中円借款は巨額だったが、順調に返済が続けられている。多くの途上国からの返済が滞っている中で「優等生」であることを忘れてはならない。


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伴 武澄
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1951/05/05
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