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筆者が読んだ本の読書日記。書評ではなく、著書の内容から、自らの体験や時代背景を読み解くことを目指します。筆者の備忘録でもあります。
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090807sumitomo3.jpg松原弘宣『藤原純友』(人物叢書、1999年)






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090807sumitomo1.jpg鈴川薫『藤原純友』(成美堂出版。1976年)






E・H・カー『危機の20年』(岩波書店)514RG072YJL._SL500_AA240_.jpg

理想を掲げて出発した国際連盟は,なぜ挫折したのか.国際的世論は力を持ち得るか.全世界の利益が一致することはあるのか.力の均衡に大きく左右される国 際政治.しかし,国際秩序は力のみに基づくものでもない.世紀末の世界情勢を見透していたかのようなカー(1892-1982)のこの書は,「これからの 平和を担う人びと」に献げられている.
吉岡逸夫『政治の風格 総理をめざした外交官伴正一の生涯』 (高陵社書店,2009年5月)77110973.jpg

第1章 成長編(虚弱児 小学校時代 ほか)
第2章 戦争(海軍経理学校 パラオの夕日 ほか)
第3章 再生(東大進学 見合い ほか)
第4章 外交官(外交官研修 アメリカ旅行 ほか)
第5章 政治家への道(日本 選挙 ほか)

かつて、戦後の日本に真に日本を思う志を持った武士がいた。その名は伴正一。本書は彼の一生を描いた物語である。彼は、子どもの頃から、総理大臣になるこ とを夢見て、実際に行動を起こしていた男である。それは、権力欲からでも、私欲からでもない。純粋に日本や世界のことを思ってのことである。彼は、外交官 となって、青年海外協力隊の事務局長となって、いまの青年海外協力隊の基礎を作った。さらに、日中国交回復の時には、中国公使として活躍する。その後、日 本の国を変えようとして政界進出を試みるも失敗に終わる。総理大臣になる夢は叶わなかったが、自らの志を貫き通した彼の一生は、政治が荒廃している現在、 必ずや多くの人に感動を与えることであろう。
『賀川豊彦を知ってますか』(教文館、2009年4月)IMG6027.JPG







賀川豊彦『空中征服』(不二出版、2009年5月)kuucyuu141.jpg

賀川豊彦の風刺小説『空中制服』(不二出版)は5月1日発売だが、28日に東京・中野区の東京都生協連で開催された野尻武敏神戸大学名誉教授の講演会には印刷されたばかりの“著作”が陳列された。賀川関連の最近の出版5冊が並ぶとそれなりにすごいことが起こるかもしれないという感慨にふけざるをえない。

 4月1日発売された太田出版の季刊誌「at」春号は賀川豊彦を特集した。4月7日、小説『死線を越えて』がPHP研究所から復刻され、17日には阿部志郎ほか『賀川豊彦を知っていますか』(教文館)も店頭に並んでいる。2年前にコープみかわや同地のイエスの友会の人々の努力によって『一粒の麦』がすでに復刻されている。

季刊『at(あっと)』15号SH20_OU09_.jpg

日本近代を代表する社会運動家にしてキリスト者、ベストセラー作家でもあった賀川豊彦は、戦後社会においてほとんど忘れ去られている巨人である。貧困救済から始まった彼の膨大な業績の中に何を見出すのか、経済恐慌格差拡大の現在、私たちの歴史的想像力と社会的構想力が試されている。

 賀川が創始した社会運動はじつに多様である。労働運動、農民運動、生活協同組合運動、共済運動、医療組合、幼児教育、セツルメントなど、百科全書的広がりを示している。それらを貫いている賀川の思想と信仰の根幹には、友愛=相互扶助のエートスがあり、全運動を駆動させていたことに思い至る時、戦後の社会政治運動が何を欠いていたのか、その反省の機縁を得ることになるだろう。

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プロフィール
HN:
伴 武澄
年齢:
66
性別:
男性
誕生日:
1951/05/05
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賀川豊彦研究
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