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筆者が読んだ本の読書日記。書評ではなく、著書の内容から、自らの体験や時代背景を読み解くことを目指します。筆者の備忘録でもあります。
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50f21dea.jpg司亮一『男爵 九鬼隆一』(神戸総合出版センター、2003年)

関心があるキーワードはいくつあるだろうか。自分が興味を持っているいくつかのキーワードをたぐるうちに思いもよらぬ本やエッセイに出会うことがある。この著作もそうやってネットで出あった。津支局時代に関心を寄せた水軍の九鬼一族。秀吉の本願寺攻略や朝鮮遠征で頭角を現した九鬼義隆の一族は家康によって三田と綾部という海のない領地に転封させられ、明治を迎える。しかし九鬼一族の血は、その明治によって再び解き放たれる。水軍としての復活はなかったが、教育界のドンとして九鬼隆一が政界によみがえる。
圧巻は、岡倉天心との出会い、日本美術、東洋美術の最大の理解者として時代を彩る存在となる。もちろん妻初子をめぐる天心との確執も興味深い・(伴 武澄)
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