南雲治寡『色の新しい捉え方』(光文社新書、2008年6月20日)
光が電磁波の一種であることはみんな知っている。だが、電磁波に色があるわけではない。電磁波が目の網膜にあたり、網膜の錐体で電気信号に変換され、その電気信号によって脳が色を判断する。最終的には視覚野という脳の部分で色が映し出されるのだという。
人間が色を判断する仕組みはデジタルカメラに画像が映って、液晶画面に映し出されるのと瓜二つだということが分かった。だからデジカメで撮影した映像を人間の色識別と同じ回路で電気処理して、視覚野に送り込めばその映像を脳の中で再現することができるということになる。
目の見えない人には朗報だが、そんな技術がすでに発明されているというのだから驚きである。
光が電磁波の一種であることはみんな知っている。だが、電磁波に色があるわけではない。電磁波が目の網膜にあたり、網膜の錐体で電気信号に変換され、その電気信号によって脳が色を判断する。最終的には視覚野という脳の部分で色が映し出されるのだという。
人間が色を判断する仕組みはデジタルカメラに画像が映って、液晶画面に映し出されるのと瓜二つだということが分かった。だからデジカメで撮影した映像を人間の色識別と同じ回路で電気処理して、視覚野に送り込めばその映像を脳の中で再現することができるということになる。
目の見えない人には朗報だが、そんな技術がすでに発明されているというのだから驚きである。
高橋幸春『日系人の歴史を知ろう』(岩波ジュニア新書、2008年9月19日)
岩波ジュニア新書だが、大人の読み物。先進国の仲間入りをして忘れてしまった日本人に、かつて貧しかった時代の移民、出稼ぎ史を思い起こさせてくれる。本来は忘れてはならない歴史なのに。
豊かになったいまの日本人は、異なるものを受け入れる度量を忘れている。外国人だけでない。貧乏だったときは障害者や年寄りとみんな一緒に生きていたはずなのに。彼らは社会保障という制度のもとで施設に追いやられ日常生活から見えなくされている。
日系ブラジル人は、もとは日本人だった。多民族国家として建国したブラジルと「単一民族」国家日本と二つの祖国を持つ。そのはざまにいつまで翻弄されるのだろうか。
岩波ジュニア新書だが、大人の読み物。先進国の仲間入りをして忘れてしまった日本人に、かつて貧しかった時代の移民、出稼ぎ史を思い起こさせてくれる。本来は忘れてはならない歴史なのに。
豊かになったいまの日本人は、異なるものを受け入れる度量を忘れている。外国人だけでない。貧乏だったときは障害者や年寄りとみんな一緒に生きていたはずなのに。彼らは社会保障という制度のもとで施設に追いやられ日常生活から見えなくされている。
日系ブラジル人は、もとは日本人だった。多民族国家として建国したブラジルと「単一民族」国家日本と二つの祖国を持つ。そのはざまにいつまで翻弄されるのだろうか。
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