畑仲哲雄『新聞再生-コミュニティからの挑戦』(平凡社新書、2008年12月)
2008年12月、週刊ダイヤモンドが「新聞・テレビ複合不況」という特集を組んだ、筆者がいる通信社でのもこの号がいたるところで読まれていた。身につまされる思いがあった。世間が不況となってもメディア業界だけは「どこ吹く風」だったが、ここ数年メディアを取り囲む空気が変わりつつあった。
2008年12月、週刊ダイヤモンドが「新聞・テレビ複合不況」という特集を組んだ、筆者がいる通信社でのもこの号がいたるところで読まれていた。身につまされる思いがあった。世間が不況となってもメディア業界だけは「どこ吹く風」だったが、ここ数年メディアを取り囲む空気が変わりつつあった。
広告費自体は、右肩上がりなのだが、既存のメディアの広告収入は減少の一途をたどっている。増えているのはネット広告ばかり、ラジオを抜き、雑誌を抜き、 1兆円を切った新聞業界に迫りつつある。ネット広告は電通や博報堂も子会社を通じてやっているが、ネット広告の代理店はほとんどが新興勢力。このことも電 通を頂点とする旧来の広告業界の大きな不安材料となっているのだ。
ネット社会は同時に、新聞などの倍体を通じない広告も可能にしている。クリック数が完ぺきに計量され、当該広告を見た消費者の年齢や男女比、職業までもがある程度まで把握できる。
発行部数が数十万部の地方紙などはどれほどの広告価値があるのかという疑問が広告主側から提起されている。数百万部の部数を誇る全国紙にしても何千万円の費用をかける効果があるのかという指摘もある。広告依存のメディアに冷たい風が吹いているのである。
ネット社会は同時に、新聞などの倍体を通じない広告も可能にしている。クリック数が完ぺきに計量され、当該広告を見た消費者の年齢や男女比、職業までもがある程度まで把握できる。
発行部数が数十万部の地方紙などはどれほどの広告価値があるのかという疑問が広告主側から提起されている。数百万部の部数を誇る全国紙にしても何千万円の費用をかける効果があるのかという指摘もある。広告依存のメディアに冷たい風が吹いているのである。
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